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すあま

お名前:すあま
お歳 :ファミコンと同級生
お所 :岐阜県平野部
好物 :前ド級艦、第一次大戦機
得意先:ウクライナ、チェコ、香港

連絡先:siebenschwaben@gmail.com


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まとめ

戦艦三笠メモ (3) : 絵葉書コレクションその1

先日某Yahoo!オークションで三笠の絵葉書を見つけました。
それは3年ほど前に一度買い逃したものと同じもので、
今回は運良く自分が落札することが出来ました。

ところが、某猫印の運送会社から「投函完了」と通知されているにもかかわらず、
ポストに商品が届きませんでした。
配達人は確かに我が家の郵便受けに投函したというのですが、
私がその3時間ほど後にポストを見たときには、中に何も入っていませんでした。
うちは一軒家ですが、ポストが玄関からだいぶ離れた場所にあり、
誰でも簡単に中身が取り出せるので盗難にあってしまったのかもしれません。
被害額は200円にもなりませんが、昭和初期の貴重な絵葉書は戻りません。
我が家のポストは今日、鍵付きの頑丈なものに交換されましたとさ。

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その絵葉書が届いたらスキャンして記事にしようと思っていたのですが、
無くなってしまったのはしょうがないので、以前手に入れた三笠の絵葉書をご紹介します。
08092201.jpg
キャプションが無いので詳細は断定できませんが、
第一次大戦のころにシベリア方面で撮影されたものだと思われます。
並んでいる4人の右側にある揚錨機には、凍結防止と思われる覆いがされています。
また、主砲砲身上にも正体不明の構造物がありますね。
これはまったく用途がわかりません。
座礁後にドック入りした写真には写ってないみたいですし、一時的な装備でしょうか。
あとは左下にウィンチがちょっと見えますね。

しかし、砲身から艦上構造物までびっしりと氷に包まれていますね。
過酷な場所での任務だったことがうかがえます。
この写真、天窓等の構造物の位置や形から三笠と判断できますが、
人物の左側にある伝馬船に「ミカサ」と書いてあるので間違いないです。
08092202.jpg(明度をあげてスキャンしたもの)
というわけで、前艦橋の前方、左舷側は伝馬船の装備位置になっています。
日露戦争当時も装備されていたと思いますので、アクセントに取り付けるのもよろしいかと。
ハセガワのキットには入ってないみたいなので、再現するには自作しかないのかな?

まあ、私がキットに手をつけるのはまだまだ先になりそうです(泣)
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戦艦三笠メモ (2) : 三笠の要目

正確な資料があるようで無いのが戦艦三笠。
特に模型製作的に重要な小口径砲なんかはバラバラで、頭を悩ます原因になります。
今回は、手元にある資料2つ+Wikipediaの三笠(戦艦)を元に、三笠のスペックを整理してみたいと思います。

ではまず資料の引用から。旧漢字等は読みやすいように直してあります。

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「嗚呼記念艦三笠」 佐藤善太郎著 より引用

1.軍艦三笠艦歴

艦種 : 戦闘艦
製造所 : 英国ウィッカースゾンス、エンド、マチシム会社?(注・原文まま) ※1
契約 : 明治31年11月15日
起工 : 同32年1月24日
進水式 : 同33年11月8日
領収 : 同35年2月8日
船体価格 : 1500万円也 ※2

排水量 : 15365トン ※3
喫水 : 28フィート ※4
馬力 : 15207
速力 : 18ノット4分の1 ※5
石炭搭載量 : 1800トン
船体全長 : 131メートル672
船体横幅 : 22メートル ※6

最厚舷鉄板(アーモーアプレート) : 9インチ(ハーベークロップ鋼板)
     水線下 1.メートル600
     水線上 762ミリ
     全長 124メートル
プロデックチューブ
デッキ 防御甲板 : 3インチ  ※7
マスト全長 : 51メートル88(2本)
前部司令塔厚 : 14インチ
後部司令塔厚 : 3インチ

主砲 : 安式45口径12インチ砲 4門 ※8
副砲 : 安式45口径6インチ砲 14門 ※8
補助砲 : 安式12ポンド速射砲 20門
     47ミリ山内速射砲 8門 ※9
     47ミリ山内軽速射砲(陸戦隊用) 4門 ※9
水中発射管 : 4門 径14インチ魚形水雷発射管
前後砲塔厚 : 14インチ
6尹(インチ)砲命数 : 330発(1発の重さ45.35キロ)
探海燈 : 6台(前後船橋各2台、檣樓前後各1台) (注:檣樓ーしょうろう=マスト)

艦載水雷艇 : 2艇(魚形水雷発射機2、軽砲1備付くるを得)
汽艇 : 1艇(軽砲1備付くるを得) ※10
     ランチ 1(軽砲備付得)
     ピンネス 1(軽砲備付得)
端舟 : 9艇 ※11
     カッター 4
     ガレー 2
     ギグ 1
伝馬船 : 2隻
錨 : 6個 ※12
     バウアンカー 2
     ストリムアンカー 1
     ゲッチアンカー 2
     スートアンカー 1
平時定員 : 准士官以上 51名
     下士卒 789名

引用ここまで
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「日本戦艦物語(II)」 福井静夫著 より引用

三笠の要目

全長 131.672メートル(約430フィート)
垂線間長 121.918メートル(約400フィート)
最大幅 23.22メートル(76フィート2.5インチ)
平均喫水(計画) 8.280メートル(27フィート2インチ)
排水量(常備状態) 計画=15140トン 実際=14733トン
馬力 15000
速力 18.0ノット
主機械 3段膨張直立直動式 2基
ボイラー ベルビール罐 25基
推進器 2個
兵装 主砲 40口径12インチ砲 4門
     副砲 40口径6インチ砲 14門
     対水雷砲 40口径3インチ砲(12ポンド砲) 20門
     小砲 2.5ポンド砲(礼砲用) 4門
          3ポンド砲(前後檣中段のファイティング・トップ) 8門
     魚雷発射管(水中) 18インチ 4門
     探照灯 75センチ(前後艦橋) 4基
          60センチ(前後檣上) 2基
乗員数 士官34、特准17、候補生15、下士官134、兵および傭人659

引用ここまで
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「嗚呼記念艦三笠」は、大正15年に三笠が記念艦になった折に発行されたもので、
著者の佐藤氏は三笠乗組員として日露戦争に参加されていたそうです。
内容は日露戦争中の三笠の行動や戦闘詳報が細かく書かれており、巻末には黄海、日本海両海戦の参加者と殉職者の名簿が付いています。
いろいろ突っ込みどころのある表ですが、三笠の資料としての価値はあるかと思います。
以下に細かなツッコミ等を記します。見難い表ですがご容赦ください。

福井資料はヴィッカース社の資料を参考にしたものと思われるので、つっこみません。

※1:Vickers, Sons & Maxim 
 余談ですが、ここに来られる方ならヴィッカースもマキシムも同じ機関銃だと知っている人も多いかと。
※2:Wikipediaによると、船体88万ポンド+武装32万ポンド=120万ポンド
 明治35年の1ポンド=12.5円?
※3:福井資料の実際排水量とも違う数字です。満載時の数値?
※4:Wikipediaによると13.2mとある。28ft=8.5mで、福井資料の平均喫水に近い。
 実際の平均喫水はこの数値か?もしくはジェーン年艦の「Max draught 27 and 1/2」の四捨五入かも。
 Wikipediaの数値は船底から甲板までの高さの間違いではないかと思います。
※5:他の資料は18.0ノットですが、この資料だけ違う。
※6:福井資料を参照。全長に比べてアバウトな数字なので疑わしい。
※7:まず、どう読むのか不明(小さい文字で2行に書かれている)。Deck tubeは浮輪のことみたいですが…。
※8:40口径が正しいと思います。
※9:山内速射砲とは、ホチキス式47mm砲を改良したものであると聞いたことがあります。
 12斤砲もあって、山内砲は防盾が無いとも聞いたことがあります。
 いずれにせよ、確かな情報ではなく、資料も分かりません。
※10:汽艇は1艇なのにランチとピンネスが1艇ずつ書かれているのは誤植?
※11:伝馬船まで入れた合計が9隻でしょう。
※12:バウアンカーは大錨、ストリームアンカーは中錨、ケッジアンカー(表ではゲッチアンカー)は小錨だそうです。
 スートアンカーは謎。メリケン的英語の可能性有り?

以上です。
艦載艇の要目などは、模型製作に役立つのではないでしょうか。

小口径砲の要目の違いは、別のエントリーでさらに詳しく見ていきたいと思います。

戦艦三笠メモ (1)

何年か前に描いた三笠の絵が出てきたので貼っておきます。
このような感じで三笠の外観は微妙に変わっているのです。
bmpmikasa.jpg

今後のブログの方向として、ぼちぼち三笠の資料を整理していきたい感じ。
昔は日露戦争の年表とかそらで言えたのにな~;

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